異なるバックグラウンドを持つ人々とうまく働くには
異なる国籍、言語、文化背景を持った人々と働く環境にある今。どの様にしたら、共通の目的、方向に向かって働けるか、と日々模索している。
それには、「共有」、「共感」が重要だと感じている。
話す言語も違えば、価値観や考え方も違う。違うことを前提に、共通のイメージを図るためにも、常に共有が必要である。単なる情報の共有に留まらず、自分が考えているイメージを常に共有することだ。また同時に相手が描くイメージを共有してもらうことも重要だ。そこでイメージのギャップがあれば、議論しながらそのギャップを縮められるからだ。今仕事をしているミャンマー人は、国の歴史背景からも自分の意見や考えを言うことが得意ではないし、考える力やそれを頭で組み立て伝える力が弱いこともあり、この点は本当に日々努力しながら、時間もかけながら行っている。そうするこで、違うことが当たり前の私たちは、お互いの理解を少しづつ図りながら共通の目標に前進していけると思っている。
それと、私たちは人間である。人は、悲しみ、苦しみや喜びを分かち合うことが出来る。感情を共有することで、人は安心、繋がり、また生きる喜びを得られるのではないか。そういった共感の連続が連帯感や信頼も生まれ、仕事をする上でも重要な基盤となると思っている。お互い第ニ外国語として話してる以上、言葉だけではどうしてもコミニュケーションにギャップが生まれる。しかし、感情部分の繋がりを持てれば、それが強いコミニュケーションへと繋がると思う。
毎日、一緒に笑い、喜び、時にチャレンジングな状況の苦しさを一緒に分かち合い、乗り越えていく。
そんなことの連続が、自分とは違う背景を持った人と仕事をやっていく上で重要ではないかと思う今日この頃。
そしてこのことは、国を越えなくとも日本人同士でも言えるのではないか。私たちの多くは日本語を話し、共通項は多いかもしれないが、それでも違う人間だ。異なることが当然と思わない限り、異を受け入れることは難しいだろう。