ミャンマー国内の新型コロナに関する主な動きまとめ
COVID-19感染者ゼロと言われていたミャンマーが(疑惑あり)、この3週間で事態は急変した。その目まぐるしい動き(日本と関係する部分を中心に)を纏めてみた。
3/11 WHOパンデミック宣言
3/13 ミャ政府より、4月末までの会議、研修、集会、儀式、祭り(国内最大行事の水かけ祭りを含む)などを、一切の自粛要請が出される。
3/15 ミャンマーへの渡航者の入国制限(中国、韓国、イタリア等の7ヶ国が対象)
3/18 英国の大使館職員含めミャンマーから避難指示
JICAも一部(海外協力隊、高齢の職員や専門家や随伴家族)へ帰国指示
3/19 オランダ、ドイツもミャンマーから避難指示
外国人の陸路による暫定的な入国制限措置
3/20 ミャンマーへの渡航者の入国制限(15日発表の7か国に加えて、新たに9ヶ国)、またすべての国に対し、アライバルビザ及びe-VISAを4月末まで発給停止。
米国もミャンマーから退避に向けた指示
3/23深夜 ミャンマー国内で初の陽性患者2人の政府発表
3/24 上記を受け、在ミャ日本大使館からも早期出国の検討案内
3/28 ミャンマーへの渡航者に対し、全てのタイプの入国ビザを4月末まで発給停止
3/29夕方 翌日3/30から4/13までの国際旅客航空便の着陸禁止措置発表
→3/30 在ミャ日本大使館とANAがミャ政府に交渉の結果、ヤンゴン発成田行きのANA便が4/13までは何とか飛ぶことに!
3/31 ミャンマーの感染症危険情報レベルの引き上げ(レベル1→2)
JICA全専門家及び企画調査員に対して一時帰国指示
4/3 日本への入国後の行動制限国にミャンマーも追加(14日間の自主隔離及び公共交通機関の使用禁止)
4/2 在ミャ日本大使館より早期の出国の再検討案内
ピーでの感染者発覚(感染者17~20人目)
4/4 ヤンゴンが4/10-4/19の間(水かけ祭り期間)、ロックダウンになると発表
上記は、公式な動きが中心であるが、これらに伴いミャンマー国内でもこの間様々な動揺が広がっている。
‐ パニックにより買い占め騒動
‐ マスク価格10倍に高騰(現在は政府からのお達しにより、一時期より価格が収まった様子)
‐ 感染者の発表が随時更新発表される。(感染者にナンバリングされ、ミャンマー人はそれらをよく覚えていて感染者を番号で呼びながら追跡している。)
- タイからの23,000人を超えるミャンマー人移民労働者たちの帰国、検査が追い付いていない。
- ヤンゴンなど都市部から農村部へ移動してきた人たちへの偏見
‐ 外国人や外国人組織に対する偏見
‐ 国内で着々と進んでいる隔離施設準備(衛生状態への不安、財政不足から市民の寄付で賄っている状況)
- お店は7、8割閉店。飲食店は持帰りのみ。
以上、刻々と目まぐるしく状況が変化し、情報に追いつくだけでも大変。ミャンマーの人たちは皆Facebookを利用しているため、デマ情報も含めかなりの情報が溢れている。