ミャンマー長距離移動を経験し、分かったこと
今週はピンウールインというイギリス植民地時代のイギリス人の避暑地だったところで、年一度の合同スタッフセミナーだった。この街自体はとても過ごしやすく良いところだったのだが、問題は移動だ。
私の住んでいるピーから、12時間程度かかるところだ。そこへ20人以上で大移動。行きはそれでもスムーズにいったのだが問題は帰りの道中、現地ミャンマー人スタッフに全て委ねていたら、、
その1 突然観光をしだす。
その2 道端の路店に立寄っては土産物色。
その3 道に迷い高速道路を逆走。
その4 走行中エンジンが熱くなり止まって冷やす。
その5 タイヤがパンク×連続2台
といった具合に、走っては止まり、走っては止まり、しかも3台での移動だったがうち1台は高速でも時速50キロ程度の超低速オンボロカー。そして私が乗ってた車もエアコンが壊れ、車内は湿度100パーを超えていた。
そんなことある毎に、またか、またか、10分経過し、15分、30分、、まだか、まだか、とイライラが止まらない私。それをよそに、何が起こっても表情変えず動じず、誰一人文句を言わずただただ気長に待つミャンマー人スタッフ。よく私は、この国の人たちは「待ちの天才」だと思うことがある。
時間をいかに効率的に使えるかを考え、無駄な時間や何もしてない時間に生産性が無いとついイライラしてしまうが、こちらではそのイライラが無駄なときが多々ある。現地のことは現地の人に任せ、現地の流れでやることが一番なのかもしれない。例え私がどんなに怒り焦ってもどうにもならないし、言葉も出来ない私が実際何か出来る訳ではない。
パンクしても、
暑くても、
雨が降っても、
怒らず気長に。
そしてまたすぐ笑う。
幸せに生きるヒントなのだろうか。
その日の帰りに見た夕陽は雄大で、美しかった。
結局帰りの移動は合計15時間かかった。私の中では、いつかのアメリカでのバス事故事件に並ぶ思い出となった。