Kyo Co. のブログ

伝えたい、自分の目で見たものを、自分の言葉で。この世界の多様性への気づきが、自分らしくまた互いの生き方を尊重できる社会に繋がることを願いながら。

最も高いジュエリーをまとった女性。

ネットワーク改善!!

大家さんがルーターを追加してくれて、やっと私の部屋のネット環境が良くなりました。現在住んでいる家は学生8人+大家さんファミリーといった感じで家自体大きいです。そして私の部屋はその家の中でもちょっと外れ?にあるせいか、ネットの通信環境が激悪でした。そんな環境から本日晴れて脱出!ネットがスムーズって何てこんな快適なんだ。(とは言ってもBritish Qualityですが、、)

 

さて、前置きはここらへんにして、、自分の為の備忘録としても残しておきたいことが先日あったので書き留めます。

 

大学では、通常のクラス以外に自由参加のレクチャーがよく行われています。大体外部の各専門分野で活躍されているゲストスピーカーを呼んで、実際の状況に即した内容のスピーチ等をしてくれます。(基礎知識が無かったり、集中力が無かったりするとその1時間のレクチャーは休憩時間となり、英語が全く入ってこず、、となる時も多々ありますが。。)

 

そんな中、先日のレクチャーテーマはGender。

Racism, Sexism, Neoliberalismといった観点を交えながらのGender問題について。

講師のおばちゃんは如何にもFeministといった感じで、時に過激なSexismの話を交えたりとPPTなしで1時間弱喋っていました。その後に登壇した男性の話は結構面白く、レイプ被害を受けた女性の話を具体例を出しながら話したりと中々興味深く皆を惹きつけていました。講義全体は社会構造がどの様に個人に関わってくるのかといったところでした。

 

そんな講義の後、質問タイムがあるのですが、その際に一番に手をあげた最前列に座っていたアフリカ人の女性からの発言。

本人はどうやら今日の講義内容に深く感銘を受け、また自分自身が救われたような気だったと話し始めた。(具体的にどのポイントでかは不明)

 

その後続けて、

「私は祖国で育ってきて、他国では常識かもしれない知識がある訳ではない。世界地図とか良く読めないし、沢山のモノを持っているわけでもない。それでも一度も他の人を羨んだことはないわ。私は私の育った環境、私自身にとても満足している。」

 

そして彼女は言った。

「私は世界一高い宝石をつけていると思っているわ。」

 

会場内から拍手喝采。

(上記、かなりの要約、意訳となっているが、主旨は合っているはず。)

 

このことは開発学を勉強、またこれからその分野にてやっていくとしたら絶対忘れてはならないことだと思った。

人はつい、自分の価値観でものを見てしまう。特に今の世の中はモノやお金で価値を計りがちだ。個人の幸せはそれだけで決まる訳ではないし、個人それぞれの価値観がある。それを自分の価値観で判断しそれが良いと決めつけ、相手に押し付けるのは間違いだ。これまでの(今も尚)途上国開発は先進国が途上国より豊かだと思い込み、自分たちのやり方を押し付け、発展させようとしてきた。

忘れてはいけない。相手の幸せはその人が一番よく知っている。他人の幸せ、価値観は他の人では決められない。本人が感じ、決めることだ。

常に相手の考えを聞き尊重することが重要だと再度認識させてくれた彼女の発言だった。 

 

といったところで夜もかなり更けてしまいました!

本日はエッセイで1日が終わった、、明日も勉強頑張りませう。。