Kyo Co. のブログ

伝えたい、自分の目で見たものを、自分の言葉で。この世界の多様性への気づきが、自分らしくまた互いの生き方を尊重できる社会に繋がることを願いながら。

どうやって国際協力のキャリアを積んだら良いですか。(30日ブログチャレンジDay7)

今日は大学での講義を依頼頂き、自分の国際協力における経験を学生さんたちにお話しした。

 

その中で、やはりこれからの国際協分野でのキャリアに関する質問をいくつか頂いたが、正直非常に答えにくくはあった。何故なら、キャリアに正解は無く、人それぞれであると思うからだ。

 

例えば、大学院へ行くタイミング、専攻、留学するか国内か、一般企業へ就職した方が良いか、業種は何にした方が良いか、など。

 

既に、自分のやりたい分野などがはっきりしているのなら、ある程度選択肢は絞れて来るかもしれないが、そうではない場合のキャリアの進め方に正解は無いと思う。私自身がそうだった様に、自分の興味関心のもとに道を歩んできて、結果今国際協力分野に身を置き、大学院、NGO、国連(予定)となっている。

 

学生全員に効く王道キャリアコースなどを勧めるのは非常に難しく、キャリアはやはり個別によるものだと感じた。

 

ただ、私も確かにもっと早い段階で国際協力の道を歩んでいれば良かったかもと思うこともある。そうしたら、もっと沢山の知識や経験を得られて、、など。でも、今までやってきたことに後悔はないし、この先も役立つと信じている。

 

国際協力分野でも、国連に行くためにはどういうキャリアを構築したら良いかという質問は多いと思いが、本当に行きたいなら最低限の資格要件を確認し、それをいつまでにどうやって得ていくかは計画しても良いと思うが、長い人生どう転ぶかも分からない。国連に関わらず、どんな組織や団体でも、それだけに頼るのではなく、あくまでそれらは自分のやりたいことを達成する手段と捉え、自分の関心の掘り下げを行っていくことが長い目で見ると自分の満足するキャリアの構築の仕方なのでは、と思う。

 

私も時間はかかったし、遠回りだったかもしれないが、結局自分のやりたいことをやるための手段として国連へのパスを得られた。結果として、だが。

 

まぁ若いときは何が良いのかなんて分からないし、迷いながらも自分の感を信じて決断、その後は一生懸命に目の前のことを行っていれば、必ず道は開けるし、振り返ってみたときにそれなりに満足できる人生となっているんではないかな~と思った今日でした。

 

しかし、ヴァーチャルではれど、若者と交流するのは、脳の活性化にもなり(思わぬところから質問が飛んできて、考えさせられる)、とても良い経験だった!日本の若者に是非頑張ってほしいし、私も自分が元気なうちに後世のために良い環境を残していきたい、自分が出せるものは惜しみなく共有していきたいと、改めて。