Kyo Co. のブログ

伝えたい、自分の目で見たものを、自分の言葉で。この世界の多様性への気づきが、自分らしくまた互いの生き方を尊重できる社会に繋がることを願いながら。

異文化へのチャレンジは続くよ

海外に長期で住んでいると波がある。何の波かと言うと、その国の文化に対しての自分の感情の波だ。

 

初めての地に抱く期待や興奮が高まるハネムーン期から始まり、落ちつきや倦怠期、また敵対や憎悪等のネガティブな感情が入り混じる期、そして愛着など。まるで恋人へ抱く感情?かの様に実際様々な感情の波がある。短期のものもあれば、中長期に渡るものまで。その様な波を経験しながら、異文化に適応していくのだとか。


f:id:its-Mee:20180921000528j:image

 

また、それは年齢や経験また環境によっても度合いが異なると感じる。20代前半で経験した一人での海外滞在は、もっと感情の波が激しかった様に感じる。それと比較したら、今はずっと落ち着いている。自分の感情の整理が出来ること、異文化での生活に余計な期待を抱いていないこと、自分がいることの目的がはっきりしていることなど。

 

ミャンマーに来てから、一年が経った。

 

今の私の感情は若干ネガティブ寄りだ。不満が増えている。意思疎通が思い通りにいかない、クラクションが、人の声がうるさい、暑い、美味しいものが無い、停電、インフラの悪さ、今までと何ら変わらない環境のはずなのだが、何故かイライラしてしまう。

 

ただそうは言ってもこの感情も少し経てば処理出来ている自信もある。少しの気分転換があれば。

 

と、こんな風に、感情はぐるぐるするのだ。

 

重要なことは、常にポジティブ思考は持ちつつも、ありのままの感情を受け入れること。人間は思っている以上にセンシティブであり、体と同様、しっかりケア、メンテナンスが必要なのだ。

 

何が最終的に言いたいかって、こんなネガティブスパイラルに落ちかかっていたとき、、

 

仕事を終え事務所を出ていつも通りに、バイクタクシーの後ろに乗り、いつもと変わらない通りをブーンと乗っていたら、、

 

ケンタッキー!

 

ケンタッキーフライドチキン!

正確には工事中のケンタッキーが私の住んでいる街ピーに突如現れたのだ。

 

その時の自分の高揚感といったら、それはもう。暗闇の中というせいもあり、カーネルおじさんが何とも神々しく輝いて見えた。

 

ついにこの街にもケンタッキーが!

胸の高まりが止まらなかった。


f:id:its-Mee:20180915232126j:image

翌日夢ではなかったかと思い、再確認しに。

 

この高揚感には、自分でも驚いた。たかがケンタッキー一つで、こんなに喜んでいる自分、、例えファストフードであろうがグローバルチェーン店が街にやってきた喜び。グローバル化万歳。

 

隠れていた欲望が現れた様な一瞬。それと同時に、ローカルな暮らしに少しは慣れていた一年だったのかな、とも思った。

 

ミャンマー2年目も、現地の文化と寄り添い仲良くしながら頑張りたい。

 


f:id:its-Mee:20180921003640j:image